理解の仕方は人それぞれ

昨日からこんな本を読み始めた。

ザ・マインドマップ

ザ・マインドマップ

マインドマップについては以前から聞いたことはあったけど、実際使ったことはなく、別の本を読んでいたときに出てきたので、一度きちんと読んでみようかなと思って読み始めた。マインドマップの使い方を知ろうと思っていたのだが、その前段階の脳の話でこんな話があった。

銀行員数4人に「お金」という言葉を考えたときにすぐに思いつくものを10個挙げさせたら、ほとんどのものは重複がなかった。重複するものが多く、一人しか思いつかないようなものは少ないと、多くの人は思うだろうが、教育を受けた人ほど、クローンになってしまうという考え方は誤解で、事実はその逆だということがよく分かる。

これには、なるほどと思った。以前、塾の講師をしていたことがあったんだけど、その頃に確信していたことがあって、それは、

ある事柄に対する理解の仕方は、その人による。だから、全員に同じ教え方で教えてはダメ。

というものだ。当たり前のことかもしれないけれど、これに気づいたときはすごく面白いなぁと感じた。だから、人に何か教えるときには、教えると同時に、その人がどういう風に理解するのかが楽しみだったんだけれども、そのことを裏付けるようなことが本で書いてあったのは、すごくうれしかった。